手取り20万円の一人暮らし3年目。SNSで「ふるさと納税でお米5kg届いた!」みたいな投稿を見て、私もちょっと気になった。
「手取り20万でもやる意味あるのかな?」得するならやりたいけど、仕組みがよくわからない。調べていくうちに「いまの自分には合わないかも」と感じた。
結論から言うと、私はふるさと納税を「いまはやらない」と決めた。ただ、将来の状況が変わったら始めるつもりで、そのときの手順まで調べてある。
同じように迷っている人に、私が調べた数字と、やらないと決めた流れを残しておく。
ふるさと納税が気になり始めたきっかけ

きっかけはInstagramだった。フォローしてる節約系のアカウントが、ふるさと納税で届いたお肉の写真を載せていて、「タダでもらえるの?」と思ったのが最初。
そこからXでも調べてみると、「一人暮らしでもふるさと納税はやるべき」「やらないと損」みたいな投稿がたくさん出てきた。
「みんなやってるなら私もやった方がいいのかな」。最初はそう思って前向きに調べ始めた。
でも調べていくと、手取り20万円だと上限額がそんなに大きくないことがわかってきた。「やるべき」と書いてある記事はたくさんあるけど、手取り20万の一人暮らしの目線で「実際いくら得するのか」を計算してくれてる記事はあまりなかった。
「自分の数字で一回ちゃんと計算してみよう」と思って、本格的に調べ始めた。
手取り20万円だとふるさと納税の上限額はいくら?

ふるさと納税は「いくらでも寄付できる」わけじゃなくて、税金の控除を受けられる上限額がある。上限を超えた分は自己負担になるから、まず自分の上限額を知るところから始めた。
手取り20万円は年収換算で約300万円
手取り20万円=額面(年収)で約300万円くらい。社会保険料や所得税・住民税が引かれる前の金額で計算する。
私は事務職の会社員で、ボーナスが年2回で合計約40万円ある。月の額面が約24万円だから、24万円×12ヶ月+40万円=約328万円。ざっくり年収300万円台の前半になる。
独身・年収300万円の上限額は約28,000円
総務省の早見表やふるさと納税サイトのシミュレーションで調べたところ、独身・年収300万円の控除上限額は約28,000円だった(2026年5月時点の目安)。
これが「自己負担2,000円で寄付できる上限」にあたる。超えた分は控除されずに自己負担が増える。
年収400万円の独身だと上限は約42,000円。年収が上がるほど上限も増える仕組みだから、いまの私の年収だと使える枠はそこまで大きくない。
住宅ローン控除や医療費控除があると上限が下がる
住宅ローン控除や医療費控除を受けている場合、ふるさと納税の控除上限額はさらに下がる。
私は賃貸で住宅ローンはないし、医療費控除も使っていない。だから上限額はシンプルに約28,000円で計算できた。
ただ、将来もし医療費が多くかかった年にふるさと納税をする場合は、上限額が変わる可能性がある。「源泉徴収票を見て毎年確認する」のが安全だなと思った。
ふるさと納税の仕組みをざっくり理解した

最初は「ふるさと納税=税金が安くなる」と思ってた。でも調べてみたらちょっと違った。
ざっくり言うと、ふるさと納税は「住民税の前払い+返礼品がもらえる仕組み」。来年払うはずの住民税を今年のうちに自治体に寄付する形で先に払って、お礼として返礼品を受け取れる。自己負担は2,000円だけで済む。
「税金が減る」んじゃなくて、「税金の払い先を変えて、返礼品をもらえる」という方が正確だった。
住民税のことを意識し始めたのは、一人暮らし2ヶ月目の6月。給与明細を見たら手取りが減っていて、住民税の天引きが始まったことに気づいた。あのとき「住民税って何?」からスマホで調べたから、ふるさと納税の仕組みも「あ、住民税の前払いか」とすんなり入ってきた。

ふるさと納税で「得する」のは、自己負担2,000円で返礼品(寄付額の3割以内の品物)がもらえる部分だけ。税金そのものが安くなるわけじゃないから、「節税」ではなく「返礼品の分だけお得」と理解した。
手取り20万の私が「いまはやらない」と判断した3つの理由

仕組みを理解した上で、「いまの自分にとってやる価値があるか」を考えた。出した結論は「いまはやらない」。理由は3つある。
理由①返礼品の旨味が思ったより小さかった
上限額28,000円に対して、返礼品は寄付額の3割以内(総務省の規制)。つまり返礼品の価値は最大でも約8,400円分になる。
ここから自己負担の2,000円を引くと、実質的に得するのは約6,400円分。
6,400円分のお米やお肉がもらえると考えれば「まあ得」なんだけど、年収400万円の人なら上限42,000円で返礼品約12,600円分もらえる。年収が高い人ほど得が大きい仕組みだった。
「手取り20万の自分だと、手間に見合うかどうかギリギリだな」というのが正直な感覚。
理由②2025年10月でポイント還元が禁止になった
2025年9月末までは、楽天ふるさと納税で寄付すると楽天ポイントが貯まるキャンペーンがあった。お買い物マラソンと組み合わせれば、上限28,000円の寄付でも数千円分のポイントがつく。返礼品+ポイントで実質的な旨味はかなり大きかったらしい。
でも2025年10月以降、ふるさと納税サイトからのポイント付与は全面禁止に変わっている。総務省の制度改正で、仲介サイトのポイント還元は完全に終了した。
ただし、クレジットカード会社が通常の買い物として付与するポイント(楽天カードなら1%)は禁止対象外。カード払い分のポイントは引き続きつく。
とはいえ、サイト側のポイント還元がなくなったことで、上限28,000円の寄付で得られる旨味はさらに小さくなった。
理由③いまのお金の優先順位に合わなかった
これが一番大きかった。
私はいま月2万円の先取り貯金で生活防衛資金を積み上げている途中。NISAも「まだ貯金が先」と判断して見送っている。

ふるさと納税は「得する仕組み」ではある。でも年間6,400円分の返礼品のために28,000円を一時的に立て替える必要があって、控除されるのは翌年の住民税から。つまり今年の家計から28,000円がいったん出ていく。
「いま大事なのは、毎月の貯金の仕組みを安定させること」。NISAを見送ったときと同じ判断軸で、ふるさと納税も「いまじゃない」と決めた。
ふるさと納税をやらないと決めたわけじゃない。「いまの優先順位だと後回し」という判断。貯金がもう少し貯まって余裕ができたら始めるつもりでいる。
将来やるとしたら、こう始めるつもり

「いまはやらない」と決めたけど、将来始めるときのために手順は調べてある。調べた結論を残しておく。
楽天ふるさと納税×楽天カードで決済する
始めるなら楽天ふるさと納税で、決済は楽天カードを使うつもり。
理由は2つ。まず、私は固定費の支払いをすでに楽天カードにまとめているから、ふるさと納税の支払いも同じカードで管理できる。

もう1つは、仲介サイトのポイント還元は禁止されたけど、カード会社のポイントは引き続き付与されること。楽天カードなら寄付額の1%分のポイントがつく。
28,000円の寄付で280ポイント。大きくはないけど、もらえるものはもらっておきたい。
米・日用品など「絶対消費するもの」から選ぶ
返礼品は「贅沢品」より「ふだん絶対に買うもの」を選ぶ。
特に米。物価高で米代がじわじわ上がっていて、5kg買うと2,000円台後半〜3,000円くらいする。ふるさと納税の返礼品でお米を選べば、その分のスーパー代が浮く。

あとは洗剤やティッシュみたいな日用品。「使い切れなかった」がない消耗品なら、返礼品でもらって損がない。
上限28,000円だから選べる返礼品は多くないけど、「絶対消費するもの」に絞れば無駄にならない。
ワンストップ特例制度でスマホ完結にする
ふるさと納税をしたら、翌年の住民税から控除してもらうための手続きが必要になる。方法は確定申告か、ワンストップ特例制度の2つ。
私のような会社員で、寄付先が年間5自治体以内なら、ワンストップ特例制度を使えば確定申告なしで控除が受けられる(2026年5月時点)。
申請はスマホからオンラインで完結できる自治体も増えていて、マイナンバーカードがあれば紙の書類を郵送しなくてもいい。
上限28,000円なら寄付先は1〜2自治体で十分。5自治体の枠を超える心配はないから、「確定申告が面倒」というハードルはほぼなくなる。
まとめ|「やる・やらない」より「いまの優先順位」で決めていい

ふるさと納税は手取り20万円でも得する仕組みではある。独身・年収300万円なら上限約28,000円で、返礼品は最大約8,400円分。自己負担2,000円を引くと、実質約6,400円分のメリットになる。
ただ、「得だからやるべき」と一括りにできないのがお金の話だと思う。
私は「いまの優先順位だと、ふるさと納税より貯金が先」と判断した。NISAを見送ったときと同じで、「やらない」じゃなく「いまじゃない」という結論。
もし始めるなら、①上限額をシミュレーションで確認する。②返礼品は米や日用品みたいに絶対消費するものから選ぶ。③楽天カードで決済してワンストップ特例を使う。
この3ステップで考えるつもりでいる。
「みんなやってるから」で焦る必要はない。自分のいまのお金の状況に合わせて、何が一番大事かを考えて決めればいいんだと思う。



25歳・事務職4年目。
手取り20万円、貯金60万円からの一人暮らし。
「我慢する節約」じゃなくて安心して暮らせる仕組みをつくる🍅