一人暮らし2ヶ月目の6月。給与明細を開いて「あれ、先月より少ない…?」と固まった。
引越しの初期費用で貯金がごっそり減った直後。家具家電も揃えたばかりで、カードの請求がまだ怖い時期。追い打ちのように手取りまで減っている。
原因は住民税。社会人2年目の6月から給与天引きが始まる仕組みを、私はまったく知らなかった。
焦って調べて、家計を組み直して、結果的に住民税の分は通信費の見直しで吸収できた。手取り20万円の一人暮らしで住民税が始まったとき、何をしたかの記録。
2年目の6月、給与明細を見て焦った

2023年の6月。一人暮らし2ヶ月目のこと。
給与明細はいつもざっと見る程度で、控除欄なんてほとんど気にしていない。でもその月は振り込まれた金額が先月より少ない気がして、初めてちゃんと見た。
「住民税」の欄に、見たことのない数字。
だいたい月8,000円くらい。金額だけ見ると「まあそれくらいか」と思うかもしれないけど、引越し直後の私にはけっこう痛い金額。
貯金60万円で一人暮らしを始めて、初期費用に50万円使って、手元に残ったのは10万円。家賃61,000円に光熱水道、食費、通信費。毎月ギリギリで回していたところに、月8,000円が何の予告もなく乗っかってきた。
「聞いてないんだけど」って正直思った。
会社から届いてた住民税決定通知書も、封を開けずに放置していた。後から見たら、まさにその月8,000円のことが書いてある。
「なんで引かれてるの?」スマホで調べてわかったこと

その日の夜、布団の中でスマホ検索した。「住民税 2年目 なぜ」。
ざっくりまとめると、住民税は前の年の所得に対して翌年に課税される「後払い」の税金だった。
社会人1年目は、前年(学生時代)に課税対象になるほどの所得がないから住民税ゼロ。だから手取りが多かったのに、それを「普通」だと思い込んでいた。
2年目の6月になって、1年目に働いた分の住民税がまとめて天引きスタート。6月から翌年5月まで、12ヶ月に分けて給与から引かれていく。
もうひとつ知ったのが、3年目はさらに増えるということ。
私みたいに4月入社の場合、1年目は4月〜12月の9ヶ月分しか働いていないから、住民税もその分の所得がベース。でも3年目になると1月〜12月まるまる12ヶ月分の所得が対象になる。課税ベースが増える分、天引き額も上がる。
正直「知らなかったのは私だけ?」とちょっと恥ずかしくなったけど、調べるまではまったくピンとこなかったのも事実。税率とか計算式は覚えなくていい。
大事なのは「2年目の6月から手取りが減る」ということと、「3年目はもう少し増える」ということ。この2つだけ知っておけば、焦らずに済む。
手取りが減ったあと、私がやった家計の組み直し

住民税の分だけ手取りが減るってわかったとき、最初に浮かんだのは「どこかを削らないと」。
でもまず決めたのは、先取り貯金の月2万円は動かさないということ。給料日の翌日に貯金用口座へ自動振込する仕組みにしていたから、ここを崩すと家計が立て直せなくなる。
住民税は毎月天引きされる固定費。だったら固定費の中に「住民税の枠」を作って、変動費を少し調整すればいい。家計簿のカテゴリに住民税を追加して、月の予算を引き直す。
ただ、月8,000円の枠を変動費から捻出するのは地味にきつい。食費をギリギリまで削って回している中で、さらに8,000円を削るとなると安心ラインを割ってしまう。
そこで目を向けたのが、ずっと後回しにしていた通信費。
当時はまだ大手キャリアのまま。スマホ代だけで月6,800円。一人暮らしを始めた頃から「格安SIMにした方がいいんだろうな」とは思っていたけど、「なんかあったとき不安」「めんどくさそう」でずっと放置していた。
住民税で手取りが減って、ようやく本気で動く気になった。
それからスマホで調べ始めて、UQモバイルと最後まで迷ったけど、自分の使い方に合っていたのは楽天モバイルだった。3GB以内なら月1,078円。私はオフィスにいる日中はほとんどデータを使わないから、月2GBくらいで収まっていた。
乗り換え自体はスマホだけで申し込みできて、SIMカードが届くまで2〜3日。届いた箱の中の説明書を見ながら設定した。申し込みボタンを押すまでに3日悩んだけど、押してしまえば10分くらいで完了。
結果、月6,800円→月1,100円。月5,700円の節約。
住民税の月8,000円には少し足りないけど、年間にすると通信費だけで約68,000円浮く。住民税の増加分を通信費の削減でかなり吸収できた計算になる。
給与明細の「住民税」の欄を見ても、前みたいにドキッとしなくなった。
「住民税で手取りが減ったこと」がきっかけで固定費全体を見直そうと思えたから、結果的にはあの焦りがなかったら動けてなかったかもしれない。
家計の組み直しで何をしたかは、こっちの記事に全部書いてある。

通信費の見直しで何をしたかは、この記事に詳しく書いてある。

3年目はもっと増える。だから早めに枠を作っておく

2年目で住民税が始まって終わりじゃない。
さっきも触れたけど、2年目の住民税は1年目の「4月〜12月の9ヶ月分」の所得がベースになっている。3年目は「1月〜12月の12ヶ月分」が課税対象だから、月の天引き額もそれに応じて上がる。
年間にするとだいたい10万円前後。手取り20万円の生活からこれが毎年出ていくのは、知らないままだと本当にきつい。
私は2年目の6月に焦ってから動き始めたけど、正直もっと早く知りたかった。1年目のうちから「来年の6月に住民税が始まる」とわかっていれば、先に固定費の枠を用意しておける。引越しの初期費用と住民税の開始が重なって慌てることもない。
だからもし今、社会人1年目なら、5月までに家計を一度見直しておくといいと思う。住民税は確実に来る。金額は人によって違うけど、「月8,000〜10,000円くらい手取りが減る」というざっくりした感覚を持っておくだけで、6月の給与明細を見たときの衝撃がだいぶ違う。
固定費の見直しを始めるなら、通信費から手をつけるのが一番ラクだった。手続きはスマホだけでできるし、解約金もかからないケースが多い。

住民税で手取りが減ること自体は避けられない。でも、減った分をどこで吸収するかは自分で決められる。
焦ってから動くより、枠を先に作っておいた方がずっとラク。



25歳・事務職2年目。
手取り20万円、貯金60万円からの一人暮らし。
「我慢する節約」じゃなくて安心して暮らせる仕組みをつくりたい🍅