手取り20万円で一人暮らしを始めた初月、正直何から手をつけていいかまったくわからない状態。
「固定費見直し」「先取り貯金」「家計簿」って単語は知ってた。でも、どれから?どの順番で?全部初月にやるの?
結論、混乱して、結局ほとんど後回し。
通信費は3ヶ月放置して約17,000円損したし、保険は5ヶ月放置、光回線に至っては3年目まで「なんで払ってるんだろう」にも気づけず。
全部やり終えた今だから言える。初月に全部完璧にやる必要はない。でも「順番」だけは最初に決めておいたほうがあとで損しない。
手取り20万円の初月、お金の初期設定は何からやればいいのか

先に結論を出す。初月の家計初期設定でやることは7つ。
ただし全部を入居初日〜最初の1ヶ月でやる必要はない。「初週」「1ヶ月以内」「2〜3ヶ月目」の3段階に分けて順番にやれば十分間に合う。
私が「この順番でよかった」と思ってるのは下の表のとおり。
| 時期 | やること | 放置したときの損失(私の場合) |
|---|---|---|
| 初週 | ①家計簿アプリで見える化 | お金の流れがずっと見えない |
| 初週 | ②クレカを申し込む(届くのに1週間) | ポイントも管理効率も失う |
| 1ヶ月以内 | ③先取り貯金の自動化 | 「余ったら貯金」では残らない |
| 1ヶ月以内 | ④固定費の支払い方法を決める | カード集約のラグで1〜2ヶ月ズレる |
| 2〜3ヶ月目 | ⑤通信費の見直し | 3ヶ月放置で約17,000円損した |
| 2〜3ヶ月目 | ⑥保険を決める | 5ヶ月放置した |
| 2〜3ヶ月目 | ⑦光熱費・回線の見直し | 気づかず3年払い続けた |
この表を最初に見せたのには理由がある。「初月にやること」で検索すると、どのサイトも10項目以上出てきて、見ただけで疲れる。
私もそう。だから7つに絞って、しかも時期で分けた。
ここから1つずつ、私が実際にどう動いたか、どこで詰まったかを書いてみる。
最初にやるのは「お金の流れを見える化」。家計簿アプリを入れる

初週にまずやってほしいのは、家計簿アプリを入れることだけ。記録を完璧につけることじゃない。お金がどこから入ってどこに出ていくか、「見える状態」を作っておく。
私は実家暮らしの頃、手入力タイプの家計簿アプリで2回挫折してる。レシート溜めて週末にまとめて入力、のパターン。1ヶ月ももたなかった。
だから一人暮らし開始時に、マネーフォワードME(お金の出入りを自動で記録してくれる家計簿アプリ)に乗り換え。口座やカードと連携すれば、自動で支出を拾ってくれる。
私が連携したのは3つ。
- 楽天銀行(給与振込口座)
- 貯金専用の口座(別のネット銀行)
- 楽天カード
無料版で10件まで連携できるから、一人暮らしスタートには十分。入居初日にやらなくていい。最初の休日に10分あれば終わる。
やってみて一番よかったのは、「今月いくら使ったか」が日曜の夜にスマホで5分で見れること。私は日曜の夜に見る習慣にしてる。「先週は食費ちょっと使いすぎたな」くらいの感覚が持てるようになって、罪悪感で家計簿を閉じる、みたいなこともなくなった。
この見える化ができてないと、このあとの「先取り貯金いくらにする?」「固定費どれを削る?」の判断が全部、勘。
最初の数字の土台として、初週に入れておきたい。
クレカを申し込むのも初週のうちに(届くのに1週間かかる)

家計簿アプリと同じタイミング、できれば初週にクレカを申し込んでおく。理由はシンプルで、カードが届くまで1週間くらいかかるから。
私は楽天カード(年会費無料)を一人暮らし開始時に申し込んで、届いたのが約1週間後。ここで「もっと早く申し込めばよかったな」って思った。なぜかというと、カードがないと固定費をカード払いにする準備すら始められないから。
私の場合、カードが届いて最初に切り替えたのはたったの2つ。
- 動画配信サービス(サブスク)
- ネット通販のアカウント支払い
光熱費も水道代も通信費も、カードが届いた段階ではまだ「前のまま」。公共料金のカード払い切り替えは反映に1〜2ヶ月かかるのが普通で、切り替え月は従前の支払い方法(口座振替とかコンビニ払いとか)のまま請求が来る。下手すると2ヶ月分まとめてカード請求される月も。
「じゃあカード作るの遅くしてもいいじゃん」って思うかもしれない。でも逆。
反映に1〜2ヶ月かかるからこそ、初週に申し込んでおかないと、1ヶ月目の家賃以外の固定費がどこにも集約できずに散らばる。私は楽天カード1枚に固定費を寄せてから家計管理が月5分で済むようになったけど、これはカードが届いた後の話。申し込みが遅れてたら、この楽さが来るのもズレ込んでた。
迷ってるなら、楽天カードを申し込んで届くのを待つ間に、次の「先取り貯金」と「固定費の寄せ先決め」を進めるのが効率的。
固定費を1枚にまとめるやり方と、実際に何が楽になったかは別の記事に詳しくまとめてある。

先取り貯金は「金額より先に、自動で動く仕組み」を作る

クレカ申込と並行してやっておきたいのが先取り貯金。1ヶ月以内に、自動で動く仕組みだけ作っておく。金額は後から変えられる。
私がやってるのは、楽天銀行の「毎月おまかせ振込予約」で、給料日の翌日に貯金専用の別口座へ月2万円を自動で振り替える設定。一度設定すれば、あとは毎月勝手に動くだけ。手数料も追加でかからない。
先取り貯金で詰まる人が多いのが「いくらにすればいいか」。私も最初は悩んだ。
手取り20万で2万円=1割。「少なすぎるかな」と思ったけど、結果としてはこれで正解だったかも。
「先取り貯金は手取りの2割」って記事もよく見るけど、手取り20万で4万円の先取りはきつい。最初の数ヶ月で赤字→貯金から引き出す→意味なし、のパターン。
最初は1万円でもいい。仕組みだけ作って、数ヶ月回して、余裕が出たら金額を上げる。
「少ない」と思ってた月2万円でも、1年続けたら24万円。「余ったら貯金しよう」でやってたら、たぶん10万も残ってなかった。
先取り貯金の具体的な口座の分け方と金額の決め方は別の記事に詳しくまとめてある。

固定費の支払いをどこに寄せるか決めておく

1ヶ月以内にもう1つやっておきたいのが、固定費の支払い方法を決めること。やることは「どこに寄せるか決めて、順番に切り替える」だけ。
私が寄せたのは楽天カード1枚。家賃と県民共済はカード払い非対応なので口座振替のまま、それ以外の固定費(光熱費・水道代・通信費・サブスク)を全部カード払いへ。
切り替えの実際の流れはこんな感じ。
- 電気:Webから変更申請→翌々月の請求からカード払いに反映
- 水道:書面で手続き必要な自治体もある。私は郵送で送った
- ガス:Webで変更。反映は翌月〜翌々月
前に書いたとおり、切り替え月は前の支払い方法のまま請求が来て、2ヶ月分まとめてカード請求される月もある。
初月にカード明細を見て「あれ?光熱費ないけど大丈夫?」ってなるのは正常な状態。焦らなくていい。
固定費の支払いをカード1枚にまとめることで得られるのは、「月末にカード明細を見れば今月の固定費が全部わかる」という状態。これが家計管理をラクにする最大の効果だった。マネーフォワードMEも連携が1本で済む。
ただし、カードを寄せる前提として「そのカードで損しないか」は最初に確認しておきたい。ポイント還元率・固定費との相性・アプリで使った金額がすぐ見られるか、あたりは見ておきたいポイント。
私の場合は楽天カードに寄せたけど、候補は他にもあった。どのカードが合うかは、給与振込の銀行や、ポイントをどこで使いたいかで変わる。
後回しにして損した3つ(1つでも当てはまったら早めに)

ここまでが「1ヶ月以内にやるべきこと」。残りは2〜3ヶ月目にやれば十分間に合うけど、放置するほど損が積み上がる3つ。自分に当てはまるものだけ見てほしい。
通信費=3ヶ月放置して約17,000円損した話
一人暮らしを始めた頃、私のスマホ代は月6,800円。大手キャリアのプラン。
高いとは思ってた。でも「固定費だし仕方ないか」ってスルーして、2ヶ月目くらいから「格安SIMにしたほうがいいかも」と気になり始めた頃。
そこから乗り換えまで3ヶ月。「遅そう」「めんどくさそう」「なんかあったとき不安」ってイメージが強すぎて、調べるのが怖かった。
結果、乗り換えたら月6,800円→月1,100円。月5,700円下がった。
放置してた3ヶ月で単純計算5,700円×3=約17,000円損してた。申し込み自体はスマホで15分くらいで終わったのに、3ヶ月放置した自分が悔しい。
「入居直後から乗り換える気力はない」って気持ちはわかる。初月は引越しと新生活の慣れだけで手一杯。
でも2〜3ヶ月目には一度、今のスマホ代と月のデータ使用量をチェックしておくくらいはしておきたい。私みたいに月2GBしか使ってないのに6,800円払ってる、みたいな状態は、気づいた瞬間から月5,000円以上変わる。
もし今のスマホ代が月5,000円以上で「あんまり使ってない」なら、楽天モバイルみたいな段階制の格安SIMを調べるだけでも価値あり。申し込むかどうかは情報を見てから決めればいい。
乗り換え前に何を調べて、実際どうだったかは別の記事に詳しく書いてる。

保険=5ヶ月放置してから決めた月2,000円の県民共済
保険は一番放置した。私は約5ヶ月、無保険の状態。
きっかけは友達との会話。「保険入ってる?」って聞かれて、「入ってない」って答えた瞬間に急に不安に。
翌週に調べて、県民共済の総合保障2型(月2,000円)をネットで申し込み。申込みは10分で終わった。
月2,000円を選んだ理由はシンプル。20代独身で扶養家族がいないので大きな死亡保障は要らない。医療費は高額療養費制度で月の上限が決まってる(私の区分だと月57,600円)。
貯金が少ない時期の最低限の備えとして、月2,000円で置いておく、という判断。
初月からやる必要はないと思う。ただ「何も入ってない状態を何ヶ月も続ける」のはちょっと怖い。
入院や事故はいつ起こるかわからないもの。2〜3ヶ月目には、最低限の保障だけ決めておくのをおすすめしたい。
光熱費・回線=3年目まで気づかなかった「当たり前の出費」
最後のひとつは、「実家暮らし時代に当たり前だったもの」をそのまま引き継いでないかのチェック。
私が一番やらかしたのはこれ。一人暮らし開始時、実家と同じ感覚で光回線を月4,500円で契約。光回線は「一人暮らし=必須」だと思い込んでた。
これに気づいたのは一人暮らし3年目。「楽天モバイルが使い放題なのに、なんで光回線も払ってるんだろう」って、ある日ふと。
そこから数字で比較。光回線あり=月5,300円(スマホ+光回線)、光回線なし=月3,278円(楽天モバイル無制限)。差額は月約2,000円、年間約24,000円。
結局、光回線は解約した。解約して様子を見たら、自宅で動画を見るときも困るほど遅くない。3年間、年24,000円を払い続けてたってこと。
初月にここまで検討するのは正直しんどい。でも「実家で当たり前だったから」で契約してるものがないか、2〜3ヶ月目にひと通り見直すだけで、私みたいに3年放置することは防げる。光回線だけじゃなくて、いらないサブスクも同じ。
光回線をやめた判断と、やめて実際どうだったかは別の記事にまとめてある。

初月にやる順番チェックリスト【手取り20万円一人暮らし版】

ここまで書いた7つを、最後に時期ごとに並べる。スマホにメモする用として置いておく。
初週にやる(1時間で終わる)
- ①家計簿アプリを入れて、口座とカードを連携する
- ②クレカを申し込む(届くまで約1週間かかるから早めが得)
→ 見える化と支払いの準備を先にやる。ここが土台。
1ヶ月以内にやる(カードが届いてから動く)
- ③先取り貯金を自動化する(金額は1万円からでOK)
- ④固定費の支払いをカードに寄せる順番を決めて申請する
→ 先取り貯金は給料日直後に自動で動く設定だけ作る。固定費の切り替えは反映に1〜2ヶ月のラグあり。早く申請した分だけ、早く楽になる。
2〜3ヶ月目にやる(引越し疲れが落ち着いてから)
- ⑤通信費の見直し(月のデータ使用量をチェック→格安SIMを調べる)
- ⑥最低限の保険を決める(県民共済など月2,000円前後)
- ⑦光熱費・光回線・サブスクで「実家の感覚で契約したもの」を見直す
→ ここは私が全部後回しにして損した部分。「やらなきゃ」と焦らなくていいけど、2〜3ヶ月目には一度向き合う日を決めておくと、3ヶ月放置・5ヶ月放置・3年放置、みたいな未来は避けられる。
全部やり終えなくていい。今月は①②だけ、来月③④、再来月⑤⑥⑦、でも十分間に合う。
まとめ:完璧にやらなくていい。順番だけ先に決めておく

手取り20万で一人暮らしを始めた初月、私は「全部やらなきゃ」って思って結局何もできないまま。全部後回しにして、通信費で約17,000円、光回線で年24,000円、保険は5ヶ月無保障のまま過ごした。
でも今振り返ると、「順番」さえ先に決めておけば、後回しにする期間はもっと短く済んだはず。初月にやることは7つ。時期で3段階に分けて、1つずつやれば十分。
完璧じゃなくていい。ゆるく続けられる仕組みを先に作っておけば、お金のことは勝手に回るようになる。
「初月に全部」じゃなくて、「初月に順番だけ決める」。これだけ。あとは時期が来たら、自分に返ってくる。



25歳・事務職2年目。
手取り20万円、貯金60万円からの一人暮らし。
「我慢する節約」じゃなくて安心して暮らせる仕組みをつくりたい🍅