入院したらお金、どうしようってずっと不安だった。
でも、自分の数字で計算したら、思ってたのと全然違った。
手取り20万円、入ってる保険は県民共済(月2,000円)だけ。貯金もそんなにない。
一人暮らしだから、もし入院したら家賃は誰も払ってくれないし、医療費で貯金が一気に消えるんじゃないか。「入院=大金が飛ぶ」というイメージだけで、ずっと考えないようにしてた。
で、重い腰を上げて計算してみたら、入院費って青天井じゃなかった。高額療養費とか傷病手当金みたいな公的制度に、貯金と県民共済を足すと、思ってたよりなんとかなる。……完璧に安心、まではいかないけど、漠然と怖がってたぶんが少し軽くなった。
入院費は青天井じゃない|高額療養費で月の自己負担に上限がある

入院でいくらかかるんだろうって調べて、最初に安心したのがこれ。医療費には、月ごとの自己負担の上限があった。
医療費がどれだけかかっても上限がある(区分エ=私の場合)
高額療養費っていう制度がある。ざっくり言うと、医療費が高くなりすぎても、収入に応じた上限を超えた分はあとから戻ってくる。
私は年収約300万円。区分でいうと「年収約370万円未満」のグループで、上限は1ヶ月57,600円。たとえば医療費が30万円かかっても、自己負担はここで止まって、超えた分は戻ってくる。
この上限、2026年8月から61,500円に上がる(私の区分で+3,900円)。書いてるのは2026年6月だから、今は57,600円。金額より「上限があって青天井じゃない」とわかったのが、まず大きかった。
高額療養費に含まれないお金もある(食事代と差額ベッド代)
ただ、高額療養費でカバーされないお金もあって、最初これを見落としてた。ひとつは入院中の食事代。1食550円(2026年6月から、それまでは510円だった)で、上限とは別に全額自己負担になる。
14日入院すると3食×14日で約23,100円。地味だけど、入院が長引くとじわじわ効いてくる。
もうひとつが差額ベッド代。個室や少人数の部屋を希望したときにかかるお金で、1日数千円する。でも希望しなければ請求されないから、大部屋を選べばかからない。
高額療養費がいくら戻ってくるのか、手取り20万円で具体的に計算したのはこっち。

働けない間も傷病手当金で月16〜17万円は入る

入院して働けなくなったら収入ゼロで家賃も払えない。そこが一番こわかった。でも会社員(私みたいに健康保険に入ってる人)なら、傷病手当金っていうお金がもらえる。
ざっくり言うと、病気やケガで連続3日休んで、4日目以降も働けないとき、給料のだいたい3分の2が出る。これが最長で通算1年6ヶ月まで続いて、私の手取りなら月16〜17万円くらいが入ってくる。
ただ正直に書くと、休んでる間も社会保険料(月約3.5万円)と住民税(月約1万円)は止まらない。給料が出なくても引かれる。だから手元に残るのは月12万円くらい。
そこから家賃61,000円を払うと、残りは6万円ちょっと。けっこうギリギリだけど、ここで効いてくるのが貯金。傷病手当金で土台を作って、足りないぶんを貯金で埋める、と考えると見えてくる。
働けなくなったときのお金、就業不能保険まで入るべきか迷って調べたのはこっち。

保険なしでもここまで|県民共済(月2,000円)を足すと14日入院で63,000円

ここまでが、保険なし=公的制度と貯金だけの話。実はこれだけでも、入院費はけっこうなんとかなる。
で、私はそこに月2,000円の県民共済を足してる。総合保障2型ってやつで、入院すると1日4,500円(病気の場合)がもらえる。14日入院なら4,500円×14日で63,000円。
さっき計算した自己負担は、高額療養費の上限57,600円と食事代の約23,100円。合わせて約8万円くらいの出費に、県民共済から63,000円が入ってくる。差し引きすると、自己負担はかなり小さくなる。
月2,000円で「もしも」のクッションがひとつ増える。手厚い民間保険じゃなくても、私はこのくらいでちょうどいいかなと思ってる。
県民共済で入院したとき実際いくらもらえるのか、保障の中身を詳しく見たのはこっち。

一人暮らしで見落としてた「入院中も家賃は出ていく」

一人暮らしで一番見落としてたのが、入院してる間も家賃や光熱費にお金が出ていくこと。実家なら親がいる前提だけど、一人暮らしは全部自分にのしかかる。
入院しても家賃61,000円も固定費も止まらない
私の家賃は月61,000円(管理費込み)。入院しようが家にいなかろうが、毎月引かれる。
光熱費も通信費も同じ。実家暮らしのときは考えもしなかったけど、一人暮らしだと「医療費+いつもの固定費」が同時にかかる。
だから医療費の備えだけじゃなくて、生活費の何ヶ月分かを貯金で持っておくのが一番のクッションになる。私は生活防衛資金として手取り6ヶ月分(約120万円)を目標にしてる。
高額療養費は後払い|窓口でいったん大金を払わない方法
もうひとつ見落としてたのが、高額療養費は後払いだということ。上限を超えた分が戻ってくるのは申請してから約3ヶ月後で、いったんは窓口で数十万円を立て替えることになる。
それを避けるのが「限度額適用認定証」。これを病院に出すと、窓口での支払いが最初から上限額までで済む。
今はマイナ保険証でも同じことができて、事前申請なしで窓口の負担を抑えられる。立て替えの数十万円を用意しなくていいのは、貯金が少ない時期にはかなり大きい。
まとめ:一人暮らしの入院費は「制度+共済+貯金」で大体カバーできた

入院でお金が飛ぶのが怖かったけど、ひとつずつ分けて見たら全然違った。
医療費は高額療養費で月の上限が決まってて、働けない間は傷病手当金。そこに県民共済と貯金を足せば、一人暮らしでもだいたいカバーできる。一人暮らしならではの「家賃は止まらない」ぶんは、生活防衛資金でクッションを作っておく。
最後に、今日からできそうなことを3つ。
- 自分の手取り・固定費・貯金額を一度書き出してみる
- マイナ保険証を使えるようにしておく(限度額適用認定証の代わりになる)
- 一人で判断できなくて不安なら、無料相談で数字を見てもらう
全部いっぺんにやらなくていい。私も最初は計算が面倒で後回しにしてたけど、一度数字にしてみたら、意外となんとかなるかもって思えた。それだけで、ぼんやりした不安はけっこう軽くなる。


25歳・事務職4年目。
手取り20万円、貯金60万円からの一人暮らし。
「我慢する節約」じゃなくて安心して暮らせる仕組みをつくる🍅