県民共済と生命保険、何が違うのか分からないまま放置してた

実家にいた頃は、親の医療保険に入れてもらってた。自分で保険のことを考えたことなんて、一度もなかったんだよね。
一人暮らしを始めたとき、「保険、自分で入らないとな」とはぼんやり思ってた。でも県民共済と生命保険って何が違うの?どっちに入ればいいの?がまったくわからない。調べるのも気が重くて、そのまま5ヶ月くらい放置してた。
動いたのは、友達に保険入ってる?と聞かれたから。一瞬で焦った。入ってないどころか、違いもわかってない。
そこからやっと、県民共済と生命保険って結局なにが違うんだろう?をちゃんと調べ始めた。
調べて分かった、県民共済と生命保険の3つの違い

先に結論だけ言うと、私が「ここが違うのか」と納得したのは3つ。掛金の安さの理由・保障の決まり方・割戻金があるかどうか。順番に書いていく。
調べる前は「県民共済=安い保険」くらいのざっくりした認識だった。でも安い理由がわかると、自分に合うかどうかの判断がしやすくなったんだよね。
掛金が安いのは「みんなで出し合う・もうけ目的じゃない」から
県民共済の掛金が安いのは、非営利でやってるからだった。ざっくり言うと、会社の利益を出すためじゃなくて、加入してる人みんなで出し合って、もしものときに備える仕組み。
生命保険は会社が運営してるぶん、利益や運営コストが掛金に乗る。県民共済はそこがないから、同じくらいの保障でも掛金を抑えやすい。
しかも県民共済は、同じコースなら年齢や性別で掛金が変わらない一律タイプが多い。生命保険は年齢が上がってから入ると保険料が高くなりがちだから、ここも違うところだなと思った。
保障は「型が決まってる」か「自分で組み立てる」か
2つ目の違いは、保障の決まり方だった。
県民共済は、保障の中身があらかじめセットになってる「型を選ぶ」タイプ。私が入った総合保障2型なら、入院日額5,000円みたいに中身が決まってて、その中から選ぶ感じだった。
生命保険は逆で、死亡保障をいくらにするか、医療保障をどうするか、自分で組み立てていく。必要な分だけ細かく設計できるぶん、ちゃんと考えないと過不足が出る。
私みたいに「保険のことよくわからないけど最低限は備えたい」だと、型から選ぶだけの県民共済はラクだった。逆に「結婚して子どもがいて死亡保障をしっかり持ちたい」みたいな人は、生命保険で組み立てるほうが合うんだと思う。
8月に数千円戻ってきた「割戻金」は生命保険にはない違い
3つ目は、調べるまで存在も知らなかった「割戻金(わりもどしきん)」。
ある年の8月、マネーフォワードで口座を見てたら県民共済から数千円の入金があって、最初なんの振込かわからなかった。調べたら、これが割戻金だった。
ざっくり言うと、1年の決算でお金が余ったら、加入者に返してくれる仕組み。非営利だから、余ったぶんを会社の利益にしないで分け合うんだよね。生命保険だと余剰の一部は会社の利益になるから、ここは共済ならではの違いだなと思った。
私の場合は年間の掛金24,000円に対して、約6,000円が戻ってきた年があった。手続きは一切なし、勝手に振り込まれてた。
割戻金がいくら返ってきたかの詳しい話は、別の記事に書いてある。

独身の私が県民共済を選んだ理由

違いがわかったところで、じゃあ自分はどっちか。一人暮らしを始めて5ヶ月たった頃、私は県民共済の総合保障2型、月2,000円に決めた。
決め手は「いまの自分には死亡保障も手厚い医療保障もいらない」と判断できたこと。私は独身で、扶養してる家族もいない。私が亡くなって生活に困る人がいないから、大きな死亡保障はいらないなと思った。
医療のほうも、調べていくうちに公的な制度がけっこう手厚いことを知った。高額療養費制度っていって、医療費が高額になっても、ひと月の自己負担には上限がある仕組み。
私の手取り(年収約300万円・区分エ)なら上限は57,600円。これは2026年5月時点の金額で、2026年8月からは61,500円に上がる予定だけど、それでもひと月数万円で頭打ちになる。
これを知ったとき、「じゃあ民間の医療保険でガッツリ備えなくても、貯金と県民共済の入院日額5,000円でなんとかなりそう」と思えた。手取り20万円で貯金を増やしたい時期に、月3,000〜5,000円の生命保険はちょっと重い。月2,000円で最低限を置いておくくらいが、当時の私にはちょうどよかった。
高額療養費が自分の場合いくらになるかは、手取り20万円で計算してみた記事があるので、気になる人はこっちも。

県民共済のいいところ・もやっとするところを正直に書いた記事もあるので、加入を迷ってるなら合わせて読んでみてほしい。

それでも「これでいいのか」が消えなくて、プロに聞いてみた

自分なりに違いを整理して、県民共済でいいと決めた。はずだったんだけど。
SNSで共済だけじゃ足りない、という投稿を見ちゃって、また不安がぶり返した。自分で調べた結論に、自分で自信が持てない。これがいちばんしんどかった。
それで、マネードクターのFP無料相談をオンラインで受けてみることにした。スマホから予約して5分、相談はビデオ通話で1時間半くらい。収入や貯金、いま入ってる県民共済の中身を見てもらって、入院したときのシミュレーションもしてもらった。
医療保険(月3,000円台)の提案もあった。でも話を聞いて自分で整理した結論は、やっぱり「いまは県民共済+高額療養費+貯金でカバーできてる」。FPさんに「不要です」と言われたわけじゃなくて、自分で判断できた、が正しいかな。
よかったのは、答えをもらえたことじゃなくて、漠然としてた不安が「根拠があるから今は大丈夫」に変わったこと。誰かに整理を手伝ってもらうと、自分の判断にやっと納得できるんだなと思った。
違いを比べてみて、いまの私の答え

県民共済と生命保険の違いは、掛金の安さの理由・保障の決まり方・割戻金、の3つ。そのうえで私は、独身で扶養家族がいなくて、公的制度もそれなりに手厚い状況なら、月2,000円の県民共済で十分だと判断した。
あれから2年、25歳になったいまも、この選択でよかったと思ってる。
これはあくまで「いまの私」の答えだけど。結婚したり、子どもができたり、状況が変わったら、生命保険で組み立て直すこともあると思う。死亡保障をしっかり持ちたい人なら、最初から生命保険のほうが合うはず。
大事なのは、違いを知ったうえで「自分はどっちか」を決めること。なんとなくで放置してた頃の自分に、これだけは言いたいな。
そもそも一人暮らしに保険っているの?の手前から迷ってるなら、判断基準を整理した記事があるので、そっちから読むと考えやすいかも。




25歳・事務職4年目。
手取り20万円、貯金60万円からの一人暮らし。
「我慢する節約」じゃなくて安心して暮らせる仕組みをつくる🍅