一人暮らしを始めたとき、貯金60万円のうち50万円が初期費用で消えた。手元に残ったのは10万円。
「このままだと毎月カツカツだ」と焦って、気合いで全部削ろうとした。食費を1万円台にして体調を崩し、サブスクを全部やめて暇になり、コンビニに行かないと決めたのに3日で行った。
3年経った今、月2万円の貯金が毎月自動で貯まる仕組みができている。我慢で節約してた頃より、生活は楽になった。
手取り20万円の一人暮らしで3年間やってきたこと——固定費・食費・お金の管理、それぞれで「何を変えて、何を残したか」を全部振り返る。
一人暮らし3年で変わったお金の数字

気合いの節約に失敗してから、「我慢で減らす」のをやめて「仕組みで減らす」方向に変えた。
2023年5月から3年間で変わった数字をまとめるとこうなる。
- 通信費:月11,300円 → 月3,278円(2026年5月時点)
- サブスク:月3,800円 → 月2,300円
- 食費:月35,000円 → 月23,000円(物価高で現在は30,000円前後)
- 貯金:手動で忘れがち → 毎月2万円の自動積立
固定費と食費の見直しで月17,000円くらい浮いた。年間にすると約20万円。削ったのは「なくても困らなかったもの」だけで、我慢してる感覚はない。
「やめたこと」の全体像はこっちにも書いてある。

固定費を見直したら月10,000円減った

通信費(月11,000円くらい→3,278円)
一人暮らし2ヶ月目の6月、給与明細を見て手取りが減ってた。住民税の天引きが始まったと知ったのはスマホで検索してからだった。月約8,000円も引かれてて痛かった。
「固定費を見直さないと」と思ったけど、実際に動いたのは3ヶ月後。
当時のスマホは大手キャリアで月6,800円、光回線が別の会社で月4,500円で合わせると月11,300円。通信費だけで手取りの5%以上を使ってた。
格安SIMは「遅そう」「めんどくさそう」「なんかあったとき不安」——この3つが引っかかって動けなかった。でも「不安だけど、調べるだけならタダだよな」と思ってスマホで調べ始めた。
UQモバイルと最後まで迷ったけど、自分の生活に合ってたのは楽天モバイルだった。日中はオフィスのWi-Fiを使うからデータ消費が少なくて、当時は月2GBくらいしか使ってなかった。月1,100円(3GBまで・2026年5月時点・税込1,078円)で足りる。
SIMカードは届くまで2〜3日。届いた箱の中の説明書を見ながら設定した。心配性すぎて申し込みボタンを押すまでに3日かかったけど、押してしまえば10分くらいで終わった。
月6,800円 → 月1,100円。月5,700円、年間約68,000円浮いた。68,000円あったら推し活の遠征費にも足りる。
さらに一人暮らし3年目に「楽天モバイル、使い放題なのになんで光回線も払ってるんだろう」と気づいて楽天ひかり(マンションタイプ・月約4,200円)も解約した。通信費はスマホ1本の月3,278円(無制限・2026年5月時点・税込)に落ち着いている。
固定費見直しの「どこから手をつけるか」の順番はこっちに詳しく書いてある。

保険(県民共済・月2,000円)
一人暮らしを始めてから「自分で保険に入らないと」と思いつつ、約5ヶ月放置してた。
動いたきっかけは友達の「保険入ってる?」の一言。「入ってない」と答えたときの自分の焦りで、ようやく重い腰が上がった。
3〜4日かけて民間医療保険・共済・ネット保険を比べた。民間医療保険は月3,000〜5,000円で手厚いけど、20代独身・扶養家族なし・高額療養費制度がある状態でそこまで必要かを考えると、貯金が少ない時期には重かった。
県民共済の総合保障2型は月2,000円で、「最低限の安心を置いておける金額」としてちょうどいい。ネット申込は10分くらいで終わったけど、決断までの方がずっと長かった。
サブスク(4つ→2つ)
サブスクは4つ入ってて月3,800円。「節約するなら全部やめよう」と一気に解約した。
結果、暇になった。暇になるとコンビニに行く回数が増えて、逆にお金が飛んだ。
「ゼロにするのが正解じゃない」と気づいてノートに書き出した。動画配信と音楽は暇な時間を埋めてくれて、コンビニやカフェに行く代わりになってた。電子書籍読み放題とアプリ有料版は、なくても困らない。
残した2つで月2,300円。やめた2つで月1,500円、年間18,000円の節約。全部やめるより、残すものを選ぶ方が結果的に減った。
食費を月12,000円減らせた仕組み

一人暮らしを始めた頃の食費は月35,000円くらい。コンビニに週3回、デリバリーが月2〜3回。「高い」と思いつつ仕事終わりに自炊する気力がなくて、そのまま放置してた。
一人暮らし半年くらいで「食費を1万円台にしよう」と気合いを入れた。朝は食パン1枚か抜き、昼夜は納豆ごはんか冷凍うどん。肉と野菜を「高い」と減らした。
2週間で肌が荒れた。仕事中にぼーっとして、夕方の疲れが抜けない。「これは続かない」じゃなくて「これは体がもたない」。
この経験で決めたのが「安心ライン」——朝ごはん・野菜・たんぱく質は削らないというルール。
作り置きにも挑戦した。土曜に3時間かけて煮物や炒め物を3〜4品作る。
でも火曜夜にひじき煮を3回目に食べて「飽きた」。金曜には鶏の照り焼きがパサパサになってて2日分捨てた。「もったいない」プレッシャーがしんどくて、何回かやり方を変えても続かなかった。
結局たどり着いたのは「作り置きしない仕組み」。冷凍うどん・納豆ごはんを定番にして買い物は3日分ずつ、「凝らない・考えない・選ばなくていい」で回すスタイルに落ち着いた。
食費は月35,000円 → 月23,000円。月12,000円の削減で、年間にすると約144,000円。
ただし2025年以降は物価高でスーパー代が上がって、今は月30,000円前後になっている。仕組みは変えてないけど、米・野菜・卵の値段が上がった分がそのまま乗った形。手取り20万円の15%でちょうど上限ラインくらい。
食費の詳しい内訳と「やめたもの・残したもの」はこっちに書いた。

お金の管理をゆるく仕組み化した

実家暮らしのときに手入力タイプの家計簿アプリを使って挫折している。レシートを溜めると書く気が起きない。
一人暮らしを始めてマネーフォワードME(無料版)に乗り換えたら、カード払いの分は自動で反映されるから続くようになった。楽天銀行・貯金用口座・楽天カードの3件を連携して、残高と支出を一括管理。週1回、日曜の夜にアプリを開いて確認するだけ。
貯金は最初「月2万円を手動で振り込む」つもりだったが、実際は忘れてたり「やるぞ」と思ってるのに忘れる自分にちょっと凹んだけど、楽天銀行の「毎月おまかせ振込予約」を設定したら解決した。給料日の翌日に貯金用口座へ月2万円が自動で移動する。忘れる前提の仕組みにしたら、貯金が途切れなくなった。
支払い方法も段階的に整理した。一人暮らし開始時は食費が封筒管理(現金)、光熱水道がコンビニ払い、サブスクだけカード払いとバラバラで、何にいくら使ったかわからなくなってた。
食費の封筒管理は、スーパーでカード払いと現金が混在して破綻した。「もうカードに統一しよう」と決めて、楽天カードに光熱水道・日用品・食費を寄せた。家賃(振込のみ)と県民共済(口座振替のみ)以外は全部カード払い。
マネーフォワードMEに楽天カードを連携してあるから、カード払いの分は勝手に反映される。管理にかかる時間は月5分くらいで済む。「仕組みを作る」ときに手間がかかっただけで、できてしまえばあとは放っておける。
悩んでた3ヶ月は何だったんだろうってちょっと笑えた。
家計簿の仕組み化で「続かない→続く」に変わったやり方はこっちに詳しく書いてある。

節約生活で「削らないと決めたもの」

3年間の一人暮らしの節約生活で一番大事だったのは「何を削るか」より「何を残すか」だった。
推し活と友達とのごはんは最初から「削らない」と決めてた。推しのライブがある月は交際費が4万円を超えることもある。でもこれが元気の源だから、削ったら節約は長く持っても生活が楽しくなくなる。
朝ごはんと野菜も「安心ライン」として守ってる。1万円台チャレンジで体調を崩してから入れたルールで、体に出る節約は節約じゃない。
月2万円の貯金額も「残す」判断のひとつ。最初は手取りの10〜20%の目安を見て月3万円にしようとしたけど、推しのライブや友達とのごはんがある月は月末がきつかった。
「我慢しないで続く金額」として月2万円に落とした。月2万円×12ヶ月で年間24万円、ボーナス込みだと年間52万円ペースになる。
我慢は節約じゃない。安心できる形を見つけるのが節約。3年やってみて、これがいちばんしっくりきてる。
完璧じゃなくていい。仕組みにしてゆるく続ける。それだけで手取り20万円の一人暮らしでも月2万円は貯まる。



25歳・事務職2年目。
手取り20万円、貯金60万円からの一人暮らし。
「我慢する節約」じゃなくて安心して暮らせる仕組みをつくりたい🍅