社会人になって「保険どうしよう」と思ったまま、何もしないで5ヶ月過ぎてた。
何がわからないのかもわからない。調べようにも、どこから手をつけていいかわからない。保険って言葉が出るだけで「難しそう」「めんどくさそう」が先に来て、スマホの検索画面を開いては閉じてた。
結論から言うと、最終的に月2,000円の県民共済に入って、「とりあえず最低限は置けた」という状態になった。保険に詳しくなったわけじゃない。でも「何も入ってない」から「月2,000円で最低限ある」に変わっただけで、漠然とした不安はだいぶ軽くなった。
やったことは3つだけ。給与明細で社会保険を確認したこと、3〜4日で民間の保険を比較したこと、県民共済に申し込んだこと。
保険のこと何もわからないまま5ヶ月放置してた

実家にいた頃は、親が加入してた医療保険の被扶養者だった。自分で保険のことを考えたことは一度もない。
社会人になったとき「いずれは自分名義で入り直しなよ」と親に言われた。「いずれね」で終わった。何から調べればいいのか見当もつかなかったから。
一人暮らしを始めてからも同じ。「自分で保険に入らないと」とは思ってた。
でも家賃、光熱費、食費、通信費。生活を回すだけで頭がいっぱいで、保険まで手が回らない。
動いたきっかけは友達の一言だった。保険入ってるか聞かれて、「あ、まだ何もしてない」と口に出した瞬間、急に焦った。5ヶ月も放置してた。
①給与明細で気づいた「すでに保険に入ってた」事実

友達に聞かれてから「とりあえず何か調べなきゃ」と思って、まず開いたのが給与明細だった。
一人暮らし2ヶ月目に住民税が引かれてることに気づいて以来、給与明細はたまに見るようになってた。でも「健康保険」「厚生年金」の行は、なんとなく目に入ってたのに意味をちゃんと考えたことがなかった。
スマホで「社会保険 何がカバーされる」と検索した。ざっくり言うと、会社員は給料から天引きされてる社会保険で、こういうことがカバーされてた。
- 病院の窓口負担が3割になる(健康保険)
- 医療費が高額になったとき、月の自己負担に上限がある(高額療養費制度)
- 仕事中のケガや病気は労災保険でカバーされる
- 病気やケガで長期間働けないとき、給料の約2/3が出る(傷病手当金・最長1年6ヶ月)
正直、「え、けっこうカバーされてるじゃん」と思った。
特に驚いたのが高額療養費制度。私の年収だと、どんなに医療費がかかっても月の自己負担は57,600円が上限になる。ただし2026年8月から上限額が61,500円に引き上げられる予定。
でも、ここで安心しきれなかった。入院したときの差額ベッド代、パジャマ・日用品、食事代の一部は健康保険の対象外で自腹になる。手取り20万円で、仮に月6万円近い医療費+差額ベッド代や日用品の出費が重なったら、貯金が少ない時期にはかなり痛い。
「社会保険だけで全部OK」ではなかった。でも「何もカバーされてない」わけでもない。この「間」がわかっただけで、じゃあ足りない部分をどう埋めるか、という方向に進めた。
②3〜4日で調べたこと・迷ったこと

社会保険でカバーされない部分をどうするか。「医療保険 一人暮らし」「共済 保険 違い」みたいなキーワードで3〜4日かけて調べた。
調べてみたら、選択肢は大きく3つだった。
民間の医療保険(月3,000〜5,000円くらい)
入院日額5,000〜10,000円、手術給付金、先進医療特約。保障は手厚い。でも月3,000〜5,000円を毎月払い続けることを考えると、手取り20万円の今の自分には正直重かった。
20代独身で扶養家族もいない。死亡保障も今は必要ない。「将来のために手厚くしておく」という考え方もあるけど、まだ貯金を増やすフェーズの自分には、この固定費の追加は「安心」より「負担」が先に来た。
共済(県民共済・月2,000円)
保障は民間ほど手厚くない。でも月2,000円で入院・通院・死亡までカバーされてて、毎年8月に割戻金(数千円)もある。「貯金が少ない時期の最低限」としてちょうどいいと感じた。
ネット保険
保険料は安いものもあった。でも種類が多すぎて、比較してるうちに疲れた。どれとどれを比べればいいのかがわからない状態で選択肢が増えると、余計に動けなくなる。
3〜4日調べて思ったのは、「完璧な保険を見つけなきゃ」と思うから動けなくなるんだな、ということだった。手取り20万円で、今の自分にちょうどいい最低限を置ければいい。
自分で調べて「たぶん県民共済かな」とは思った。でも「本当にこれでいいのかな」がゼロにはならない。保険ってよくわからないまま決めていい分野なのか、判断に自信が持てなかった。
自分だけで決めるのが不安なら、マネードクターみたいなFP無料相談で選び方が合ってるか聞いてみるのもありだと思う。
③月2,000円の県民共済に決めた理由

迷った末に県民共済の総合保障2型に決めた。決め手は3つ。
「今の自分に過剰じゃない」こと。20代独身、扶養家族なし。死亡保障は今は必要ない。
高額療養費制度で月の医療費に上限がある以上、民間保険で高額な保障を備える必要性は高くなかった。月2,000円で入院・通院がカバーされていれば、「最低限の安心」は置ける。
「貯金が少ない時期でも続けられる」こと。月3,000〜5,000円の民間保険だと年間36,000〜60,000円。月2,000円の県民共済なら年間24,000円で済む。この差は、まだ貯金を増やしてるフェーズの自分にはけっこう大きかった。
「あとから変えられる」こと。県民共済は「とりあえずの入口」として入った。収入が増えたり、ライフステージが変わったときに民間保険に切り替えてもいい。
最初から完璧を目指さなくていいと思えたのが、一番の決め手だったかもしれない。
申し込みはスマホで10分くらいだった。5ヶ月放置してたのに。
支払いは口座振替で、クレジットカード払いには対応してない。毎年8月に割戻金が数千円振り込まれるのも地味にありがたかった。
県民共済だけで足りるのかどうか、もう少し詳しく書いた記事もある。

「わからない」のままでも最初の一歩は踏めた

今でも保険に詳しいわけじゃない。高額療養費制度も、傷病手当金も、調べて初めて知った。比較した保険の種類だって3つくらいで、保険を網羅したとは到底言えない。
でも「何もわからないから何も決められない」と思ってた5ヶ月前と比べたら、だいぶ違う。
わからないから動けないんじゃなくて、わからないまま小さく動いたら少し安心できた。月2,000円で「とりあえず最低限は置いた」。それだけで、漠然とした不安が少し具体的になって、具体的になったぶんだけ軽くなった。
保険に対して「完璧に理解してから決めなきゃ」と思ってたけど、完璧に理解する日はたぶん来ない。それなら「今の自分に合う最低限」から始めて、あとから調整していけばいい。
「入るべきかどうか」の判断プロセスはこっちに書いた。




25歳・事務職4年目。
手取り20万円、貯金60万円からの一人暮らし。
「我慢する節約」じゃなくて安心して暮らせる仕組みをつくる🍅